concept

-reach the sky-空に届く音楽を-をコンセプトに、
一人で自主企画を始めました。

2年10ヶ月ぶりの開催となる今回、
1つの青春に別れを告げるべく

reach the sky史上最多となる総勢15組の
個性豊かな出演者と共に1日を作ります。

企画をする意味や
音楽との向き合い方に迷い、
一度原点に帰ろうと
企画を打つことをやめてから
2年と10ヶ月。

たくさんの音楽に出会い、救われ、
今日まで生きてきました。

2011年、当時16歳の私が一人で始めた
この企画も気づけばたくさんの人に支えられ、
共に作りあげる1日になりました。

22歳になり、世間的には
社会人になる代の私にとって
この一年は今まで以上に

この先どうやって生きていくのかを
考えるために過去と、今と、
向き合わなければいけませんでした。

【ゆとり世代】という言葉で括られ、
世間から劣っているように卑下される私たちが

社会に出ようとする今だからこそもう一度、
reach the skyを開催することを決めました。

踏み出す一歩を照らし続けるのはいつだって
音楽や大切な人の言葉だったけれどでも、

踏み出したその一歩は紛れもなく
自分自身の足であることに
気づくきっかけをくれたのは“音楽”でした。

誰もが未来に不安を抱きながらも、
自分自身や周りにあるすべてのものを
愛し肯定していけますように。





"自分"って何だろう。

突然考えてしまう時がある。

ふとした瞬間、

何故自分がここに居るのかさえ

わからなくなる時がある。

自分の価値や生きて居ることの意味を

問いたくなる時がある。



誰かに自慢したくて
Instagramに投稿する日々や

誰に話したらいいのかわからなくて

Twitterに言葉を書き殴る夜だってある。

宙に舞った感情や言葉は

一体どこに消えて行くのだろう。



人と簡単に繋がれてしまうこの時代に生まれ、

誰かと通じ合って居ると

錯覚してしまう日々に踊らされることに

正直、疲れてしまったと
感じることがよくある。



そんな時、私は音楽を聴く。



ライブハウスに行かなくても、

CDショップに行かなくても、

音楽は聴ける。



世界中どこにいても音楽は聴ける。



それでも私はライブハウスに行く。



目の前で鳴る音に、言葉に、表情に。

共にステージを見上げる同志に。

何度も救われてきた。



迷い、悩み、全てを投げ出したことだって

必死に歯を食いしばって超えた夜だって

大好きな友達や家族、仲間と

過ごしてきた日々だって

言葉にしたらたったこれだけの

わたしの人生の全てを

肯定してくれる存在が音楽だった。

ライブハウスだった。





音楽は人生を変えてはくれない。



音楽は世界を変えることはできない。



音楽は自分を愛してはくれない。





だけど音楽は、



自分を変えるきっかけを与えてくれる。



世界中の人を笑顔にすることができる。



愛する人に想いを伝えたいと思わせてくれる。



音楽は音楽でしかないから自由なんだと

私は思う。



そんな"音楽"がライブハウスで鳴る夜は

この世界で一番、自由で在れる場所。



私はそう信じています。



私にとって音楽が光であるように、

音楽にとって、

音楽を必要としている全ての人が

光であるということ。



足を運んでくれた全ての人が、

大切な人に話したくなるような夜を。

あー!!

このバンド好きでよかったー!!!って、

出会えてよかった!!!

人生最高だわ!!!って、

バンドやっててよかった!!!!

音楽最高だわ!!!!って、

みんなが笑って帰れる日になりますように。



私なりの絶対的存在証明。



reach the sky vol.7 乞うご期待!!!



主催 あべすずこ